2024.3.10「患難期の後半 ヨハネ黙示録13:1-5」

黙示録10章3節に、「もはや、時は残されておらず」と書かれています。これはどういう意味でしょうか?これは、患難期の後半、大患難が始まることを予告していることばと考えられます。次の章である、黙示録11章から共通した期間の数字が出てきます。たとえば、「聖なる都は42か月の間踏みにじる」「1,260日間預言する」とあります。ユダヤの暦は一年間を360日としているので、ちょうど三年半の間ということになります。患難期の後半の3年半の出来事が、黙示録11章あたりから、キリストの再臨が記されている19章まで記されています。きょうは患難期の後半、大患難期に起る出来事を項目別に取り上げたいと思います。

1.反キリスト

ギリシャ語の「反キリスト」は二つの意味を持っています。それは、「キリストに反対する」、キリストの働きに反対する誰かまたはある力という意味です。もう一つは、「キリストの代りとして」、「キリストの地位を取る」、または、「偽キリスト」という意味です。反キリストが神殿に土足で立ち入り、自らを神としたなら、患難期の後半、大患難がスタートします。黙示録13:1、2「また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒瀆する様々な名があった。私が見たその獣は豹に似ていて、足は熊の足のよう、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と自分の王座と大きな権威を与えた。」「海から」とは動揺している民衆、政治界、あるいは異邦の国々をさします。「獣」とは政治的指導者、すなわち世界を支配する独裁者です。この人物こそ、他の書物で言われている「不法の人」(Ⅱテサロニケ2:3-12)、「荒らす憎むべき者」(ダニエル9:27)のことです。「十本の角」(ダニエル7:20)とは10人の王であり、10か国の同盟国です。おそらくは、EU欧州連合であり、かつての神聖ローマ帝国に匹敵する国々ではないかと言われています。2004年5月1日、10か国が加盟しました。現在は20以上の加盟国になりましたが、この先、10か国になるかもしれません。英国はすでに離脱しました。どの国か分かりませんが11番の角(ダニエル7:20)が反キリストになります。「豹」は征服の速さを表わし、「熊」は力強さを表わし、「しし」は王としての権威を表わしています。このことから、この指導者は短期間のうちに世界の政治舞台に現われ、世界の支配者として、どう猛な支配をすることがわかります。この獣は致命傷を負って死んだと思われていましたが、復活したので、人々は驚いて獣を礼拝しました。

2節に「竜」ドラゴンがでてきますが、これはサタンのことです。中国でも日本でも、竜は神格化されています。アニメでもよく出てきます。黙示録20章には「彼は、竜、すなわち悪魔でありサタンである古い蛇」と言われています。獣であるサタンが、反キリストに権威を与えているのです。11節「別の獣が地から上って来るのを見た。それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、竜が語るように語っていた」と書かれています。この獣は、反キリストではなく、地から上ってくる偽預言者です。彼は、宗教をつかさどる宗教的指導者と言えます。竜であるサタンと獣と偽預言者は悪の三位一体です。見かけは子羊のようであり、実は、獣であることは、彼が偽りであることを示します。そしてこの偽預言者は獣を礼拝するように仕向けます。13節から15節抜粋します。「また、大きなしるしを行い、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。…その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした。」偽預言者は奇跡を行ないますが、明らかにサタンによるものです。サタンは神と違って全能ではないが、ある程度の奇跡をする力を持っています。偽預言者の口から悪霊が出て来て、人々を惑わします。黙示録16:13「また、私は竜の口と獣の口、また偽預言者の口から、蛙のような三つの汚れた霊が出て来るのを見た。これらは、しるしを行う悪霊どもの霊であり、全世界の王たちのところに出て行く」と書いてあり、ハルマゲドンの準備です。

いよいよ、反キリストによる大迫害が始まります。黙示録13:16-18「また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。」日本では「ICカード」、英語圏ではsmart cardと呼ばれていますが、プラスチック製のカードにICチップを埋め込んだものです。ICチップには住所、氏名や口座番号の他、身分証明書や個人情報を記録することまで可能です。奥山実師は『世の終わりが来る』という本の中でこう述べています。「便利なカードのよう見えますが、反キリストが世界の経済を支配する時に使われる通貨になります。現在のドル、円などの通貨がすべてなるなるか、ユーロ―のように世界は1つの通過を使うようになります。…「刻印」は出来上がりました。お米のサイズの小さな電子回路です。BT952000と名付けられた回路は、人間の皮膚の下に挿入されるインプラント式バイオチップです。各チップのIDナンバーは18桁で、それが3つのグループに分かれています。各グループ6桁で、番号に変えてみると666です。…150万ドルもかけて研究した結果、皮膚の下にインプラントできる箇所は2箇所しかないのが分かりました。右手と額です。16節に「その右の手あるいは額に刻印を受けさせた」と書かれているとおりです。」

 反キリストは今の時点、着々と準備をしていると考えなければなりません。イエス様はマタイ24章で「『荒らす忌まわしいもの』が聖なる所に立っているのを見たら──読者はよく理解せよ──ユダヤにいる人たちは山へ逃げなさい。」と言われました。反キリストがエルサレムの神殿に立って、像を拝むように強制するのを見たなら、かなりヤバイということです。悪霊も強力に働くので、ほとんどの人が666の刻印を受けるようになるでしょう。黙示録13:8「地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる」と書かれています。反キリストは、「豹」のようにあっという間に征服し、「熊」のように力強く、「しし」のように王としての権威を表わすことでしょう。

2.大バビロン

 新約聖書でバビロンとは大都市ローマのことであり、「大バビロン」は患難期前半の背教の教会と患難期後半の大商業都市を指します。宗教的大バビロンは「大淫婦」(黙示録17:1)とか、「大きな都」(黙示録17:18)とも呼ばれています。黙示録17:1-2また、七つの鉢を持つ七人の御使いの一人が来て、私に語りかけた。「ここに来なさい。大水の上に座している大淫婦に対するさばきを見せましょう。地の王たちは、この女と淫らなことを行い、地に住む人々は、この女の淫行のぶどう酒に酔いました。」それから、御使いは私を御霊によって荒野へ連れて行った。私は、一人の女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神を冒瀆する名で満ちていて、七つの頭と十本の角を持っていた。大バビロンのおぞましい絵があります。赤い衣を着た女王が7つの首を持った竜の上に乗っています。彼女は大きな杯を持っており、地の王たちが彼女を拝んでいます。ウィットネス・リーが『新約概論』の本で大バビロンについてこう述べています。遊女は、宗教のローマ、背教のローマ・カトリックを象徴し、水は多くの人々と国々を象徴します。主の目に、ローマ・カトリックは、今日、そんなにも多くの人々の上に座っている」遊女、邪悪な女です。ローマ教会は、地上の人口の約四分の一がその信者であることを主張します。今日でさえ、王たち、政治的な指導者たちは、地上で彼女と霊的な淫行を犯しています。多くの国々の大使、大臣、指導者たちは、バチカンに遣わされます。これは大遊女と淫行を犯すことです。地上の王と地上に住む人たちは、本当にローマ・カトリックの教えは異端の教理のぶどう酒に酔わされてきました。

黙示録17:3-6「それから、御使いは私を御霊によって荒野へ連れて行った。私は、一人の女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神を冒瀆する名で満ちていて、七つの頭と十本の角を持っていた。その女は紫と緋色の衣をまとい、金と宝石と真珠で身を飾り、忌まわしいものと、自らの淫行の汚れで満ちた金の杯を手に持っていた。その額には、意味の秘められた名、「大バビロン、淫婦たちと地上の忌まわしいものの母」という名が記されていた。私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見て、非常に驚いた。」緋色とは深紅で、ローマ・カトリックのしるしです。たとえば、すべての枢機卿は深紅色の服をまとっていますが、バチカンの中には、多くの深紅色のものを見ることができます。しかも、深紅の色は大きな赤い竜の色と一致します(黙示録12:3)。この女は、また紫の服をまとっています。紫は、天的な色である青と地的な色である赤を混ぜ合わせた色です。カトリックは、天的なものと地的なものを混ぜ合わせます。彼女は、また金と宝石と真珠で身を飾っています。バチカンが文字どおり、これらの尊い材料に満ちているとはいえ、この金と宝石と真珠はしるしであり、黙示録21章の新エルサレムの尊い材料と同じ意味を持っています。ローマ教会には神からのものが幾らかあるとはいえ、彼女はそれらのものに多くの異教のものを混ぜ合わせました。カトリック教会の教義には、真理と混合した異教的、異邦的、異端的なものがあります。

黙示録17:16-18「あなたが見た十本の角と獣は、やがて淫婦を憎み、はぎ取って裸にし、その肉を食らって火で焼き尽くすことになります。それは、神のことばが成る時まで、神はみこころが実現するように王たちの心を動かし、彼らが一つ思いとなって、自分たちの支配権を獣に委ねるようにされたからです。あなたが見たあの女は、地の王たちを支配する大きな都のことです。」小石豊師は『ヨハネ黙示録がわかりますか』という本でこう解説しています。しかし、滅亡は意外に早くやってきました。最初のうちは、世界の政治かいに身を売り込むために女の権威を利用していた反キリストは、次第にサタン性を発揮し始めて、ついに自らを神のように礼拝することを求めるようになります。そうすると女の権威は必要なくなって10人の王たちとともにこの宗教的バビロンを憎み、荒廃させ、裸にしてその肉を食らい、焼き尽くすのです。今日、バチカンにある大美術品の数々、床から壁から天上に至る膨大な超高価な宗教画や彫刻の美術品すべてが競売に伏され、反キリストの餌食になってしまうのです。全世界の美術商、愛好家たちが走り群がって来て、狂気のような繁況と喧騒の中で値を付けて行く有様を想像できないでしょうか。こうしてついに世界のあこがれだったバチカンの灯は消え、終末にこの聖地は地上から消滅します。

黙示録18:2-3「彼(御使い)は力強い声で叫んだ。『倒れた。大バビロンは倒れた。それは、悪霊の住みか、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた憎むべき獣の巣窟となった。すべての国々の民は、御怒りを招く彼女の淫行のぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と淫らなことを行い、地の商人たちは、彼女の過度のぜいたくによって富を得たからだ。』」黙示録18章はおもに政治的で物質の面におけるバビロン(ローマの都)の倒壊を記録しています。大商業都市バビロンは、栄華を極め、あらゆる汚れ、好色、不品行に満ちたこの世の文化を作り出し、全ての宗教、政治、経済、教育、物流、軍事力、あらゆる人の営みを一つにまとめた、反キリストが治める世界政府の事を意味します。その都でどんなものが売られていたのでしょうか?黙示録18:12「商品とは、金、銀、宝石、真珠、亜麻布、紫布、絹、緋色の布、あらゆる香木、あらゆる象牙細工、高価な木材や青銅や鉄や大理石で造ったあらゆる器具、シナモン、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、小麦粉、小麦、家畜、羊、馬、馬車、奴隷、それに人のいのちである。」彼女は心の中で「私は女王として座し、やもめではない。だから悲しみにあうことはない」と言っていました。ところがどうでしょう?黙示録18:8,9「一日のうちに、様々な災害、死病と悲しみと飢えが彼女を襲います。そして、彼女は火で焼き尽くされます。彼女をさばく神である主は、力ある方なのです。」彼女と淫らなことを行い、ぜいたくをした地の王たちは、彼女が焼かれる煙を見ると、彼女のことで泣いて胸を打ちたたく。」バビロンは世界帝国、文明都市の象徴で、それほどのものがたった一日で滅亡するのです。そのため、王たち、商人たち、海で働く者たちが「わざわいだ、わざわいだ、大きな都よ」と泣き叫びました。新宿シャローム教会の牧師が警告しています。「現在、私たちは既に、このバビロンの支配の中に生きています。メディア、音楽、ファッション、芸術、人が産み出すあらゆる文化に、神を否定する内容が満ち溢れており、私たちは知らぬ間にバビロンの文化に染まってしまうのです。」アーメン。

3.ハルマゲドン

 逆戻りするようで申し訳ありませんが、黙示録11章の「二人の証人」、黙示録12章の「一人の女」、黙示録14章の「14万4000人」を複雑になるのでカッとさせていただきました。ところで、携挙はいつ起こるのか心配かもしれません。ウィットネス・リーは「神の民の一部は大患難直前に携えあげられますが、神の民の大多数は地上に取り残されて、大患難を通過するでしょう」と言っています。黙示録14章後半に「あなたの鎌を送って、刈り取ってください。刈り入れの時が来ましたから。地の穀物は実っています。」雲の上に座っておられる方が地上に鎌を投げると、地は刈り取られた」と書かれています。この時、収穫物としての大多数の信者が空中に携え上げられることでしょう(Ⅰテサロニケ4:17)。黙示録16章以降に移りたいと思います。大患難の後半に、第七のラッパが鳴り、7つの鉢によるさばきが下されます。ハルマゲドンの戦争が起こる直前に、7つの鉢によるさばきが下され、かつてのエジプトのときのさばきと似ています。第一の鉢では、獣の像を拝む人々に悪性のはれものができます。刻印と悪性の腫瘍と関係があるのではないかと思われます。第二の鉢では、海は死者の血のようになり、海の中にいる生き物はみな死にました。第三の鉢では、川が水と水源が血になりました。第四の鉢では、太陽が人々を火で焼くことが許されます。第五の鉢では、獣の王国が闇におおわれました。第六の鉢では、大河ユーフラテス川が枯れ、日の昇る方から来る王たちの道を備えるようになりました。全世界を支配した反キリストは、ついにキリストそのものを敵として戦いを挑もうとしています。第七の鉢では、大きな地震が起こり、空から1タラント(34㎏)の大きな雹が降ります。それでも人々は悔い改めません。黙示録16:21「この雹の災害のために、人々は神を冒瀆した。その災害が非常に激しかったからである。」

ハルマゲドンとは、反キリストのもとに地の王たちが集まり、イスラエルを征服し、王の王である主イエス・キリストに戦いを挑む患難期の一番終りに行われる最後の大戦争のことです。黙示録16:12-16「第六の御使いが鉢の中身を大河ユーフラテスに注いだ。すると、その水は涸れてしまい、日の昇る方から来る王たちの道を備えることになった。また、私は竜の口と獣の口、また偽預言者の口から、蛙のような三つの汚れた霊が出て来るのを見た。これらは、しるしを行う悪霊どもの霊であり、全世界の王たちのところに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを召集するためである。──見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩き回って、恥ずかしい姿を人々に見られることのないように、目を覚まして衣を着ている者は幸いである──こうして汚れた霊どもは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた。」軍隊が干上がったユーフラテス川を渡って、日の昇る地(イスラエルより東方)から集められます。彼らは獣と竜と偽預言者の命令で汚れた霊によって集められます。これらは地を支配する最後の10人たちの王の軍隊です。彼らは終末の時代の大きな町、大バビロンに背き、それを焼きます。それから、主ご自身に向かって戦いをいどみます。黙示録17:14 「彼らは子羊に戦いを挑みますが、子羊は彼らに打ち勝ちます。子羊は主の主、王の王だからです。子羊とともにいる者たちは、召されて選ばれた忠実な者たちです。」子羊とは再臨のキリストのことです。患難期の最後にキリストは白い馬に乗って登場します。「待っていました大統領!じゃなく、主よ。」そういう意味で、黙示録19章はクライマックスと言えるでしょう。

 黙示録19:11-13「また私は、天が開かれているのを見た。すると見よ、白い馬がいた。それに乗っている方は『確かで真実な方』と呼ばれ、義をもってさばき、戦いをされる。その目は燃える炎のようであり、その頭には多くの王冠があり、ご自分のほかはだれも知らない名が記されていた。その方は血に染まった衣をまとい、その名は『神のことば』と呼ばれていた。」白い馬に乗った方は栄光のキリストご自身です。彼が血に染まった衣をまとっているのは、神の激し憤りの酒ぶねを踏むことと関係があります(黙示録19:15)。彼の名が神のことばを呼ばれているのは、彼が神の表現、証、語りかけであることを意味します。奥山実著の『世の終わりが来る』にはこのように述べられています。白い馬に乗った方こそ主イエスです。黙示録全体から、すでにお分かりのように「白」は勝利を意味します。主イエスの地上再臨は勝利のために来られるのです。そして「審き主」として来られます。「義をもってさばきをし」とある通りです。そして「戦いをされる」(11節)とある通り戦うために来られます。徹底して悪を滅ぼすためにおいでになります。この日を我々は待ち望んでいました。この世は不義に満ち、悪が横行し、正義が踏みにじられていたからです。

旧約聖書のゼカリヤ書には次のように預言されています。ゼカリヤ14:4,5「その日、主の足はエルサレムの東に面するオリーブ山の上に立つ。オリーブ山はその真ん中で二つに裂け、東西に延びる非常に大きな谷ができる。山の半分は北へ、残りの半分は南へ移る。『山々の谷がアツァルにまで達するので、あなたがたはわたしの山々の谷に逃げる。ユダの王ウジヤの時に地震を避けて逃げたように、あなたがたは逃げる。』私の神、主が来られる。すべての聖なる者たちも、主とともに来る。」主イエス・キリストはただ一人で来られるのではありません。「私の神、主が来られる。すべての聖徒たちも、主とともに来る」と書いてあります。復活し、また携挙された聖徒と共に来られるのです。キリストはこの時エルサレムを攻撃している国々と戦うために来られます。ゼカリヤ14:3「主が出て行かれる。決戦の日に戦うように、それらの国々と戦われる」とある通りです。結果はどうでしょう?黙示録19:20「しかし、獣は捕らえられた。また、獣の前でしるしを行い、それによって獣の刻印を受けた者たちと、獣の像を拝む者たちを惑わした偽預言者も、獣とともに捕らえられた。この両者は生きたまま、硫黄の燃える火の池に投げ込まれた。」キリストは大勝利し、御国(千年王国)が完成します。ゼカリヤ14:9「主は地のすべてを治める王となられる。その日には、主は唯一となられ、御名も唯一となる」。主の祈りの「御国が来ますように」ということが、このところで成就するのです。キリストは十字架の復活で勝利しましたが、決定的な勝利は再臨のキリストによって成し遂げられました。